歯みがきで自分みがき

2012/04/12 掲載

歯周病は生活習慣病と関係が!

歯周病とは、歯と歯肉の間に食べカスなどのゴミ(歯垢)がたまり、その中の細菌が増えていき、歯の周りの組織を破壊してしまう病気です。ときには歯が抜けてしまう場合もあります。
歯周病は糖尿病、高血圧といった生活習慣病のうちの一つであり、30歳代ごろより増えていき、50歳代では約半数がなってしまう病なのです。

おそろしい歯周病ですが、近年の研究で肥満や生活習慣病と歯周病に関係があるということがわかってきました。

図1


歯みがきがきちんとできていない、喫煙、精神的ストレスといった環境要因により歯周病を引き起こし、さらに歯周病菌が血液の中に侵入し、全身をめぐってあちこちに悪さをし、糖尿病、心疾患といった生活習慣病につながっていくのではないかと考えられています。特に糖尿病との関係については多くの研究がされています。糖尿病患者ではそうでない人に比べ、歯周病にかかっている割合が高く、同時に虫歯も多く、残っている歯の数が少ないと言われています。また糖尿病でない人でもBMIが高くなるにつれ歯周病になるリスクが高くなるという報告もあります。

さらに歯周病は早産や低体重児出生となるリスクが高くなるとも言われています。女性の場合、自分だけの問題ではなく、子供の健康にも影響を及ぼすことがあるのです。

歯みがきでダイエット

歯周病予防のために『しっかり歯みがき』ということで時間をかけてすみずみまで歯みがきをしてはいかがでしょうか。

ちょっと口寂しくスイーツや夜食に手が出そうでも「せっかくきれいに歯みがきをしたんだから!」と思いとどまることができるかもしれません。また「何か食べたーい!!」というときも歯みがきをすることで我慢ができるかもしれません。 たまには歯みがき粉の種類をいろいろ変えてみると味も変わり楽しくなりますよ。

さらに歯みがきをしながら、エクササイズ

1)<もも上げエクササイズ>
 ※10~15回を目安に
下腹部引き締め効果、腸腰筋もきたえられて、骨盤のバランスがよくなり姿勢美人に。

ステップ1 ・脚を腰幅に広げ立つ。
       ・膝を胸に近づけるようにももをゆっくり上げる。
       ・左右交互に10回程度行う。

(余裕があれば)
ステップ2 ・ステップ1で上げたももの膝と反対の手の肘をつけるようにひねる。

 

2)<ふくらはぎエクササイズ>
 ※10秒~61秒を目安に  むくみ、脚の疲れをとる。

・洗面台などに手をつき、片脚を一歩後ろにひく。         
・体重をゆっくり前にかけてふくらはぎをのばす。  
※かかとは床にしっかりつけておく。

キレイな人は歯もきれい

笑ったときに白い歯がこぼれる人って素敵ですよね。

キレイな人は歯のケアも行っています。
歯がきれいだと笑顔に自信が出てきて、人と話すことも楽しくなりそうです。
がっはっはと大きな口をあけて大笑いするとストレス発散にも!
歯みがきで歯だけでなく自分自身もみがいてみてはいかがでしょうか。

 


※本コラムに記載されている情報は掲載日時点のものです。このため、時間の経過あるいは後発的なさまざまな事象によって、内容が予告なしに変更される可能性があります。あらかじめご了承ください。