あなたは大丈夫!?肥満によるリスクを知って病気を防ごう!
2012/03/09 掲載
リンゴ型肥満と洋ナシ型肥満
太り方にもタイプがあり、女性に多いのは、おしりや太ももの下半身に肉がつく「洋ナシ型肥満」。男性や中年以降の女性に多いのは、おなかの回りや上半身が太ったビヤ樽タイプの「リンゴ型肥満」。
これは脂肪のたまり方の違いで、洋ナシ型は「皮下脂肪型肥満」、リンゴ型は「内臓脂肪型肥満」ともいわれます。見た目の太り具合や体重、BMI(※)の値が同じでも、腹部のCTスキャン(コンピュータ断層写真)などをとると大違い。内臓脂肪型の人は、皮膚の下よりも内臓回りに脂肪がびっしり。
外見はスマートなのに体脂肪率が高い「かくれ肥満」もこのタイプが多いようです。ダイエットに失敗してリバウンドした人、学生時代だけスポーツをやっていてやめた人なども、内臓脂肪が多い可能性があります。
※BMI
BMIとは、ボディ・マス・インデックス(Body Mass Index)の略称で、国際的に使われている体格指数です。
あなたのBMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
▼BMIによる肥満判定
BMI値 | 18.5未満 | 18.5~25未満 | 25~30未満 | 30以上 |
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判定 | やせ | 普通 | 肥満度1度 | 肥満度2以上 |
内臓脂肪が危ない
皮下脂肪はつきにくく落ちにくい、内臓脂肪はつきやすく落ちやすい性質があります。「ベルトの穴が増えると寿命が縮まる」といわれるのは内臓脂肪です。更 年期以降の女性や男性に多い内臓脂肪は、余分なエネルギーの貯蔵庫。生活習慣病との関わりが深いことがわかっています。
内臓脂肪の計り方
正確には、CTスキャンで測定するのが望ましいのですが、なかなかそのような機会はありません。タニタの体組成計を利用すると、内臓脂肪レベルをチェックすることができます。
標準値はレベル9以下、レベル10~14がやや過剰、レベル15以上が過剰。内臓脂肪はレベル9以下をめざしましょう。
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簡易的にチェックするには?
以下のどちらかにあてはまる場合、内臓脂肪型肥満の可能性があります。
1、BMIが25以上の「肥満型」にある人で、お腹は出ているが皮下脂肪をたっぷりつかめない人。
2、日本人の場合、ウエストが男性で85cm以上、女性は90cm以上の人。
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※医学的な判断については、医師にご相談ください(レベルはタニタ独自の測定値です)。
肥満は健康の大敵!
肥満症の人は、心臓病、動脈硬化、高血圧、高脂血症、糖尿病などになりやすく、胆石の発症率も高まります。肥満・糖尿病、高脂血症、高血圧の合併は 「死の四重奏」と呼ばれています。女性の場合、不妊症や子宮内膜ガン、卵巣ガン、乳ガン、男性では大腸ガン、前立腺ガンなどの危険率もアップ。「脂肪率は 死亡率への道」ということにもなりかねません。 日本人の死因の第一位はガンですが、肥満と関係の深い動脈硬化を原因とする心臓病と脳血管疾患で約30%を占めています。
▼日本人の死因(H16年人口動態統計より)
メタボリックシンドローム
肥満症や糖尿病、高血圧症、高脂血症、(※)などの生活習慣病は、それぞれが独立した別の病気ではなく、内臓脂肪の蓄積が原因であることがわかってきまし た。メタボリックシンドロームとは内臓脂肪型肥満によって、さまざまな病気が引き起こされやすくなった状態をいいます。 動脈硬化とそれに起因する病気にならないためにも、内臓脂肪を減らしましょう。
※
糖尿病:肥満や過食が引き金になりやすい。血糖値が高くなることで血管や神経に悪循環を及ぼす。
高血圧症:内臓脂肪型肥満の人は血圧が高値を示す場合が多い。
高脂血症:血液中の中性脂肪が増加し、善玉コレステロールが低下した状態で、血管に悪影響を及ぼす。
内臓脂肪を減らすには
運動でよく減ることがわかっています。1日1万歩を目標にこまめに動く、有酸素運動(ウォーキング、ジョギング、サイクリング、スイミングなど)を行なう、エネルギーの摂りすぎに注意して、バランスのとれた食事の摂取を続ける事で減っていきます。