空気が乾燥してきたら、口臭に要注意!?
2013/11/26 掲載
空気が乾燥する季節は、口臭が強くなりやすい季節です。
屋外はもちろん、室内で暖房や冷房を使用すると、空気はさらに乾燥しますので、要注意ですね。
特に日頃から気になっている人は、何らかの対策を考えてみることをおすすめします。
口臭の発生要因は?
外の空気が乾燥状態になると、口の中ではこんな現象が起きやすくなると言われています。
口の中の水分が少なくなり、乾きやすくなる
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唾液が少なくなり、口の中の細菌の活動を抑える作用が低下する
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口の中の細菌が増える
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口臭の元を作り出す細菌も増える
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口臭の原因になる悪臭成分がたくさん作られる
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口臭が強くなる
病的口臭や食品由来口臭を除いた、悪臭の原因物質の主体は、VSC(揮発性硫黄化合物)と言われるもので、卵が腐ったような匂いの硫化水素(H2S)、野菜の腐ったような匂いのメチルメルカプタン (CH3SH)、ゴミ臭のジメチルサルファイド((CH3)2S)などから成り、これらが混じり合って特有の臭気を発します。
乾燥シーズンの口臭対策は「水分補給」
気温と湿度が低下する冬場は、夏場に比べて水分補給を軽んじてしまいがち。
無意識のうちにカラダの水分が失われがちなこの時期にこそ、意識的な水分補給を心がけたいものです。
このとき飲料としてベストなのは水です。
水は口臭の元となるような余計な成分が入っておらず、水分補給だけを純粋に行うことが出来ます。
おやすみ前の歯磨きも大切!
これらの口臭の発生量は、1日の生活リズムに応じて変化しますが、口臭が最も強まるのは「起床時」です。
寝ているときは、唾液の分泌速度が極端に遅くなり、口の中が乾燥しやすくなります。
すると朝起きたときに、「……!?」というくらい臭くなるわけです・・・。
寝る前に歯磨きをして、できるだけ口内の細菌を減らすだけでも、口臭の発生を抑えることが出来ます。
次のグラフをご覧ください。
面倒くさいから歯磨きをせず寝てしまった・・・。朝、忙しいから歯を磨かなくてもいいか・・・。 という気が失せてしまうのではないでしょうか。
起床時の他にも、昼食前や夕食前など、空腹時の唾液分泌が抑制される時間帯には注意が必要です。
緊張している時も、交換神経が優位になるために、唾液の量が減り、口臭がきつくなると言われています。
このような点でも、水をこまめに飲む習慣は重要です。
かんたん!舌ケアのすすめ
水分補給や歯磨きの他に、舌苔(舌に付着する白い汚れ)を増やさないよう心がけることも、口臭対策の1つです。
舌苔が多量に付着している状態では、口臭が強くなる傾向があるのです。
特に唾液の分泌は加齢とともに少なくなるため、舌苔は年齢とともにつきやすくなります。
そのような時は、舌ケアがおすすめです。
水を含み、口内天井部分に舌をこすりつけるだけでも十分対処できると言われています。
コーヒーを飲んだ後など、コーヒーに入れたミルク・砂糖は舌表面に残りやすく、舌苔が付着しやすいものです。
ぜひ「コーヒーを飲んだら舌ケア」を習慣にしてみてはいかがでしょうか。
※生活習慣を改善しても消せない口臭は、病気(虫歯、歯周病など)が原因であるケースがあるため、専門医の治療が必要となります。
簡単に出来る口臭チェック方法は?
自分の口臭ってなかなか自分ではわかりませんよね。
人に確認してもらうという手もありますが、正直気が引けますよね?
お願いされた側も、臭いと思ってもなかなか正直に伝えられないこともあると思います。
そこで、自分で簡単にチェック出来る方法として、コップやビニール袋に息を吐いて嗅ぐという方法があります。
少しでもにおいがすれば、これが自分の口臭ということになります。
また、マスクをつけてしばらく呼吸して確認してみるのも良いでしょう。
自分で口臭チェックが出来る機械もたくさんあります。
市販されている機械はだいたい数千円で、意外とリーズナブル!
タニタでも口臭をチェック出来る「ブレスチェッカー」が発売されています。
使い方も非常に簡単で、小型なので持ち運んでも苦になりません。
自分の口臭が不安・・というは、一度試してみてください。