気になる「薄毛」!今すぐ知りたい3つの心得

2017/06/13 掲載

薄毛の悩み

男性にとって気になるキーワード「薄毛」。育毛剤などのヘアケア商品やコマーシャルを目にする機会も増え、薄毛市場の需要は高まっています。そこで、今回は薄毛についてリサーチします。

じぶんだけ?薄毛の悩み

以前より髪の毛が薄くなった、抜け毛の量が増えたなど髪の毛にコンプレックスを抱えていてもなかなか相談しづらい髪の悩み。実は成人男性4200万人のうち、1260万人が薄毛を認識しており、そのうち800万人が気にしています。(※1)
日本人男性の薄毛に対する意識調査

薄毛の種類

ご自身の薄毛の原因が何か?と気になっている方も多いのではないでしょうか。
遺伝など逆らえないこともありますが、生活習慣を見直して改善につながることもあります。ご自身に当てはまるところは、ぜひ改善を試みましょう。
種類 原因 症状
男性型脱毛症(AGA) ・男性ホルモンの変化 ・思春期以降に始まり、徐々に進行する
・髪が細くなり、コシがなくなる
・額の生え際が後退する
・頭頂部の髪が薄くなる
円形脱毛症 ・急激な精神的ショックや不安
・うつ病
・神経症
・突然一か所もしくは数か所の髪が抜ける
・爪にゆがみやへこみがある
炎症性脱毛症 ・パーマやカラーなどによる炎症
・シャンプーの洗い流しが不十分
・頭皮に強いかゆみがある
・フケがでる
外傷性脱毛症 ・同じ髪型を長期間続ける
・ヘルメットを被り続けるなどの摩擦
・髪の分け目や生え際が薄くなる
代謝障害や栄養障害 ・過度なダイエット ・ダイエットをしてから薄毛になる
薬剤性脱毛症 ・薬の副作用 ・頭皮全体の髪の毛が抜ける
(※1)(※2)

髪の毛が生える仕組み

薄毛の原因は様々ですが、そもそも髪の毛が生える仕組みとは一体どのようになっているのでしょうか。「ヘアサイクル」をたどってみましょう。
ヘアサイクル
髪の毛は3~6年の周期で、このうち成長期が2~5年と一番長く、その後自然に抜け落ち、新たに髪の毛が生えてきます。(※2)
薄毛はこのヘアサイクルが何らかの原因で乱れてしまい、起こるのです。

健康な髪をつくるための3つの心得

栄養問題とは? 1)3つのバランスの良い食事
よく髪の毛にはわかめが良いなど聞きますが、食品単品を摂っていても効果は期待できません。「主食」「主菜」「副菜」が揃ったバランスの良い食事が基本です。
過度なダイエットによる脱毛は、主に亜鉛や鉄分が欠乏することにより起きると言われています。多く含む食品を取り入れながら、バランスの良い食事を心がけましょう。(※1)(※2)
○亜鉛を多く含む食品…凍り豆腐、納豆、煮干し、牡蠣、干しエビ、しじみ、赤身牛肉、ラム肉、海苔
○鉄を多く含む食品…レバー類、あゆ、あさり、しじみ、いわし、かつお、さんま、ししゃも、煮干し、ひじき、凍り豆腐、納豆、きなこ、豆乳、ほうれん草、切干大根
2)血行促進
定期的な運動や入浴により、血行を良くしましょう。また、ビタミンEには血行を促進する働きがあるのでオススメです。
頭皮マッサージとして、ヘアブラシなどで頭をトントンたたくような頭皮マッサージは頭皮を傷つける原因となるので気をつけましょう。(※2)
3)睡眠
睡眠はからだをメンテナンスする時間です。睡眠中に成長ホルモンが分泌され、からだの修復を行います。髪の毛の修復も同様です。特に、成長ホルモンが多く分泌される22時から翌2時の間のゴールデンタイムに睡眠をとると良いでしょう。(※2)
また、牛乳やチーズ、バナナ、種実に多く含まれる必須アミノ酸のトリプトファンはメラトニンの分泌を促進し、寝つきが良くなります。
【参考文献】
  • ※1 専門医が語る毛髪科学最前線 板見智 著 集英社新書
  • ※2 間違いだらけの薄毛対策   麻生泰 著 幻冬舎
  • ※3 日本臨床医学発毛協会
    http://www.hatumo.jp/

 

※本コラムに記載されている情報は掲載日時点のものです。このため、時間の経過あるいは後発的なさまざまな事象によって、内容が予告なしに変更される可能性があります。あらかじめご了承ください。

関連カテゴリ