美肌、美髪を守りたい!紫外線の影響を防ぐには?

2015/08/11 掲載

最近、夏の女性のファッションが変わってきています。

日傘にサングラス、帽子に手袋は当たり前…。夏だから薄着になるかと思いきや、女性のガードはどんどん重装備になっていきます。そう!紫外線から肌や髪を守るためです。

今回は女性の大敵「紫外線」に注目し身体への影響を少なくするためにはどうしたらよいかを調べてみました。

紫外線の強い時間帯を避ける

紫外線は、太陽が最も高くなる時に最も強くなります。            

夏の東京の場合10時~14時に1日の60%の放射量があると言われています。この時間帯には、なるべく屋外に出ないようにしましょう。

 

日陰を利用する

日陰は、日向の50%の放射量です。
ただ、紫外線は、直接のものだけでなく空気中に散乱したものや、
地面や建物から反射したものもあるので、日陰でも紫外線を浴びているということはお忘れなく!

日傘、帽子、サングラスを使う

日傘はなるべく濃い色で厚手やポリエステル製の物がおすすめです。
また、色によって、紫外線透過率が異なります。

最近は生地に紫外線防止加工を施したものも多く、このような生地を使っている日傘は
色に関わらず紫外線をカットできるようです。

 

帽子の色も日傘同様、紫外線透過率の低い濃い色がおすすめですが、黒は熱線といわれる赤外線も吸収するため熱を溜めこみます。日傘は直接身につけるわけではありませんが、帽子に熱が集まってくると、ちょっと辛いですよね…。


第一に素材、第二に布の織、第三に色に依存するので紫外線防止素材を使ったもので、綾織りであれば、色は気にしなくても大丈夫です。

ただ、先ほどもお伝えしたように、紫外線は上からだけではありません!下からの照り返しの紫外線にも注意が必要です。

実は日傘や帽子でも照り返しを弱めることは可能です。

内側がシルバー色のものはレフ板のように顔に紫外線を集めてしまう可能性が高いので、
内側こそ黒や紺の濃い色のものを選ぶようにしましょう。

 

また、帽子は頭を守るだけのものではありません。
近年、眼が紫外線を浴びると良くないと言われていますが、帽子をかぶることにより眼への紫外線量をカットできるそうです。

 



ただ、眼への紫外線量を最もカットできるのはサングラスや眼鏡です。紫外線カット機能を持ったものを着用することで90%カットすることができます。

でも、ひとつ注意しなければならないことがあります。色の濃いサングラスをかけると、眼に入る光の量が少なくなるため、瞳孔が普段より大きく開きます。そのため、紫外線カットの不十分なレンズでは、かえってたくさんの紫外線が眼の中に入ってしまい、危険な場合がありますので、紫外線カット機能が十分なものかしっかり確認するようにしましょう。

眼に照射される太陽光は正面だけでなく、横からの曝露もあるので、デザインについてはできるだけ顔にフィットしていて、レンズサイズが大きめのものがオススメです。

日焼け止めを利用する

衣服で覆うことができない部分は日焼け止めを利用しましょう。最近は、クリームタイプだけでなく、スプレータイプなど、様々なタイプの日焼け止めが販売されています。

 

[日焼け止めの選び方]

いつ、誰が、どこで使用するものなのかによって、使い分けるようにしましょう。
効果はSPF(SunProtectionFactor)とPA(Protectiongrade of UV-A)で表示されます。
SPFはUV-Bを防ぐ指標、PAはUV-Aを防ぐ指標となります。

 

・日常生活(散歩や買い物)→SPF10~20 PA+程度

・屋外での軽いスポーツ等→SPF20~30 PA++程度

・炎天下でのレジャー、リゾート地でのマリンスポーツ等→SPF40 PA+++程度

・非常に紫外線の強い場所や紫外線に過敏な人等→SPF50以上  PA+++程度

 

◎子どもや敏感肌の人はアレルギーを起こしにくいと言われている「紫外線散乱剤」が使われているものを選ぶとよいでしょう。(表示としては、「ノンケミカル」「紫外線吸収剤フリー」などの表示がされています)

 

今回は紫外線を予防する方法を主に書きましたが、100%防ぐ方法はありません。

また、紫外線にはビタミンDを体内で合成という良い面もありますが、これはあえて浴びなくても日常生活で浴びてしまう程度の紫外線で十分賄われると言われています。

しっかり対策しても浴びてしまうのが、紫外線。

予防と対策をしっかりして、いつまでも美しい肌や髪を目指しましょう!

 

 

(参考)

・紫外線環境保健マニュアル2008(環境省)http://www.env.go.jp/chemi/uv/uv_manual.html

 

※本コラムに記載されている情報は掲載日時点のものです。このため、時間の経過あるいは後発的なさまざまな事象によって、内容が予告なしに変更される可能性があります。あらかじめご了承ください。