栄養は大丈夫?子ども向けのバランスの良い朝ごはんとは?

2012/08/27 掲載

ご質問

9歳の子どもを持つ母親なのですが、子ども向けのバランス良い朝ごはんはどのようなものでしょうか?

ヨーグルト、牛乳、肉類、パン類は食べられるのですが、 卵、魚介類のアレルギーや、チーズやにんじんなどの野菜の好き嫌いもあり、たんぱく質、カルシウム、亜鉛など子どもに必要な栄養を摂れているか気になります……。


子どもの栄養、大丈夫?

食物アレルギーのあるお子さんのお母様は、日々の食事への気配りの他、成長に影響がないか、心配になってしまいますね。

からだに必要な栄養素を不足なく摂る食事メニューのポイントと、バランスの良い朝食メニューをご紹介します。

 

からだに必要な栄養素

たんぱく質や、カルシウム、亜鉛などのミネラルは、からだの土台となる筋肉や骨の成長はもちろん、新陳代謝を活発にしたり免疫力を高めるなど、健康なからだをつくるために重要な栄養素です。

ですが、人間のからだを健康に維持し成長させるため必要な栄養素は、炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン(13種類)、ミネラル(16種類)食物繊維など、驚くほど多くの種類があります。

これらすべての必要量を満たすことは大変ですが、1日3回の食事から、栄養素をまんべんなく補う食べ方のポイントがあります。

・主食(ご飯、パン、麺など)を1杯
・主菜(魚、肉、大豆、卵などのおかず)を1品
・副菜(野菜、海藻、きのこ、こんにゃくなどのおかずや汁物)を2品程度


これらを毎食揃えてバランス良く食べ、からだに必要な栄養素を摂りましょう。
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上手に組み合わせよう

制限されていない食品を上手に組み合わせて、バランス良い食生活を送れるようポイントを押さえていきましょう。

【たんぱく質】
卵や魚介類に代わり、主菜として大豆製品肉のおかずで補うことができます。

【カルシウム】
大豆製品や乳製品、青菜などに含まれています。
乳製品は1日2品を目安にしましょう。
お弁当を持参する時にも牛乳をプラスなどすると良いでしょう。

【亜鉛】
牛肉などの肉類大豆製品の他、ご飯やパン、麺などの穀類、野菜や海藻など、多くの食品に含まれます。
※1日3食バランス良く食事が摂れていれば、必要量を満たすことができます。

 

 

◇バランスの良い朝食の例◇

【和食】
主食:ご飯
主菜:納豆
副菜:ほうれん草のごま和え、根菜と油揚げのお味噌汁
デザート:フルーツを乗せたヨーグルトなど

【洋食】
主食:食パン
主菜:ゆで大豆と野菜のサラダ(お好みのドレッシングで)
副菜:トマトスープ(キャベツ、玉ねぎ、ウインナーなど具だくさんで)
デザート:バナナミルク

栄養バランスを整えよう

栄養バランスを大きく崩す要因としては、欠食、主食なしなどの偏った食事、また加工食品や菓子類の摂り過ぎによるビタミン、ミネラルの消耗などが挙げられます。

卵や魚介類の食物アレルギーがあっても、日々の食生活を整えることができていれば、お子さんの成長に関わるような栄養不足の心配はありません。
にんじんやチーズが嫌いでも、他の緑黄色野菜や乳製品でビタミンやカルシウムは補うことができます。

ですが、嫌いな食材も、すりおろしたり小さく切って料理や手作りおやつに入れることで食べられるようになることもあるので、少しずつ工夫しながら食べられる食材の幅を広げられるよう、お子さんをサポートをしていきましょう。

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※本コラムに記載されている情報は掲載日時点のものです。このため、時間の経過あるいは後発的なさまざまな事象によって、内容が予告なしに変更される可能性があります。あらかじめご了承ください。