ワーク・ライフ・バランス ~自分らしく働き、暮らす~
2025/08/12 掲載
最近よく耳にする「ワーク・ライフ・バランス」という言葉。内閣府では「仕事と生活の調和」とも言われます。
なんとなくはわかるけど、実際どうしたら……という方も多いのではないでしょうか。
「仕事と生活の調和」が実現した社会とは
内閣府では、仕事と生活の調和が実現した社会とは、
「国民一人ひとりがやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる社会」
としています。
その具体例として、次のように定義しています。
- ・就労による経済的自立が可能な社会
- ・健康で豊かな生活のための時間が確保できる社会
- ・多様な働き方・生き方が選択できる社会
つまり、「ちゃんと働きながら、自分らしい人生を選べる」。仕事だけでも、家庭だけでもなく、どちらも大切にできることが理想です。
この考え方を進めていくために「ワーク・ライフ・バランス憲章」や「行動指針」も示されていて、国や企業、個人が協力しながらバランスのとれた社会をつくろうとしています。
ワーク・ライフ・バランス実現のためにできること
◆ プライベートも予定に入れる
仕事の予定はカレンダーに入れていても、自分や家族との時間は後回しになっていませんか?
会議や納期だけでなく、趣味や習い事、自己研鑽など自分のための時間、家族の誕生日や子どもの行事などのプライベートな時間も大切にしましょう。仕事だけでなくプライベートにも「優先順位」をつけて、あなたらしい時間を過ごしましょう。
◆ 柔軟な働き方を選ぶ
テレワークや時差出勤、短時間勤務などの制度があれば、積極的に利用してみましょう。
育児や介護のための短時間勤務制度やテレワークも、令和7年(2025年)4月からより柔軟に利用できるようになります。
参考:「育児・介護休業法 改正ポイントのご案内」(厚生労働省)
◆ 周囲の力を借りることも大切
介護や子育てはひとりで抱え込みがちですが、家族、職場、地域のサポートをうまく使って、肩の力を抜いていきましょう。
例えば地域のファミリーサポートや介護相談窓口なども活用できます。
仕事も、生活も、どちらも大切にしたい。そんなあなたを応援する制度や環境は、少しずつととのってきています。
「あなたにとっての調和」をみつけてください。
【参考文献】
・「仕事と生活の調和」推進サイト(内閣府男女共同参画局)
https://wwwa.cao.go.jp/wlb/towa/definition.html