お肌の調子を整える
2012/05/28 掲載
ご質問
乾燥しているせいか、最近肌の調子が悪いように感じます。食生活で気をつけるポイントがあれば教えてください。 |
お肌の荒れは女性にとってとても気になるところですね。肌荒れの原因にはいくつかありますが、今回はお肌の調子を整えるために、日常生活の中で気をつけたいポイントをお伝えします。
お肌の調子を整えるゴールデンタイムに睡眠を!
お肌の調子は寝ている間に調整され、理想的な睡眠時間は6~8時間です。
短時間でも睡眠の質が良いと、すっきりした目覚めがあり「身体の疲れもしっかり取れて、たっぷり寝た~♪」と感じる方もいらっしゃると思いますが、お肌の再生や栄養補給に必要な睡眠時間は、最低6時間と言われています。
特に肌細胞の新陳代謝が活発になるゴールデンタイムが22時~2時!
この時間帯に眠っているかどうかが、次の日のお肌の調子につながるといっても過言ではありません!
お肌の美容のためにも夜更かしせず、ゴールデンタイムにはしっかりと睡眠が取れると良いですね。
食生活の乱れがお肌の調子に跳ね返る!
食生活の乱れも、「肌荒れ」の原因の1つとして考られます。
基本は1日3食で、暴飲暴食は避けること。
「忙しい……」
「ダイエット中……」
などの理由で食事を抜くことは、お肌の事を考えていない行動。
朝・昼・晩と1日3食きちんと食事をすることが肌荒れを防ぐための第一歩です。
さらに気をつけたいのが「バランス」。例えば、「肌に良い食品」だからと言って、多く摂れば効果が高いかというとそうではありません。
何事も「適量」が肝心!せっかく「お肌のために・・・」と思って摂った栄養も食べすぎれば胃に負担がかかり、うまく吸収されずかえって肌荒れの原因になってしまいます。
お肌のために意識したい栄養素
■ビタミンE■
若返りのビタミンともいわれているビタミンE。酸化を防ぎ、肌をみずみずしく保ってくれます。
【多く含む食品】
□ アーモンド
□ ピーナッツ
□ うなぎ
□ 緑黄色野菜 など
■ビタミンC■
メラニン色素の生成や沈着を防ぎ、肌のハリと弾力のもととなるコラーゲンの合成を促進してくれます。
【多く含む食品】
□ かんきつ類
□ トマト
□ パセリ
□ ブロッコリー
□ ピーマン など
■ビタミンB2■
体内でできた酵素が抗酸化物質として働く手助けをしてくれます。
血液の循環をよくして肌を生き生きさせる効果もあります。
【多く含む食品】
□ どうじょう、うなぎ
□ レバー
□ 干ししいたけ
□ さば
□ 納豆 など
■βカロテン■
体内でビタミンAに変化し、肌荒れを防いでくれます。
【多く含む食品】
□ 緑黄色野菜
・かぼちゃ
・にんじん
・ピーマン
・ブロッコリー など
■食物繊維■
便秘も肌荒れの原因の1つです。
排便は体内の不要物や毒素を体外に出す役割をしていますが、便秘によってそれらが体外に排出されずに体内に溜まってしまうと、腸の中で便の腐敗が進んで悪玉菌が大量に増え、肌荒れやにきび吹きでものの原因となる有害物質を発生します。
【多く含む食品】
□ 豆
□ 穀類
□ 野菜
□ きのこ
□ 海藻 など
お肌のために避けたい食生活
外食やインスタント食品・加工食品を中心とした食生活は、塩分の過剰摂取、栄養素の偏りにより、肌荒れの原因になります。
やむを得ず外食やインスタント食品・加工食品を食べる際には、お肌のために意識したい栄養素が含まれる野菜や果物も一緒に摂るようにしましょう。