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栄養ドリンクといえば

「ファイトぉー!(うぉりゃー☆)」「いっぱーつ!(ムキムキ☆)」・・・

がおなじみですが

実際は“ファイトぉー!!!”な、気合みなぎる感じよりも「へろへろ・・・(@_@)」「ぐったり・・・(=_=)」な状況でふらふらになりつつ

「たーすーけーてー」とすがるような気持ちで手を出す方が多いのではないでしょうか(私はまさにそんな感じです・・・)。
ある調査によると「どんな時に栄養ドリンクを飲むか」、という質問に8割以上の人が「仕事や日常生活の疲労がたまっている時」と答えたそうです。ドリンクの効能にも「滋養強壮」とか「疲労回復」と書かれた物が多いですよね。そんなつらい状況で助けを求めて飲んだドリンク、本当に「たすけて」くれてるんでしょうか?私は飲むとけっこうシャッキリ元気になった気になる方なんですがこれって「効いた気がする」だけなのでしょうか?栄養ドリンクの成分としてよく書かれているものについて、その働きを調べてみました。

(1)栄養ドリンクの成分

所謂「栄養ドリンク」には一般的に下のような成分が含まれています。

◎カフェイン
◎ビタミンB群
◎タウリン等のアミノ酸
◎その他ミネラルや生薬
(各ドリンクの効能や目的によって特徴的な成分が含まれています)


では、ここに挙げたそれぞれの成分が身体にどんな働きをするのか調べてみました。


< カフェイン >
  カフェインの薬理作用としては中枢興奮作用、強心作用、気管支拡張作用、利尿作用等があります。
末梢の血管を拡張させて脳の血管を収縮させるので「グイ」っと行った後「おおっ!効いたかも!?」とすぐに頭スッキリするのは、主にこの「カフェイン」の作用ではないかと思われます(糖分の多いドリンクの場合は、それに加えて血糖値が上がることも 「効いた!」感に一役買っています)。
カフェインはコーヒーやコーラ等いろいろなものに含まれていますから、手っ取り早く眠気を覚ましたり頭をシャキッとさせるには手軽に摂取できてしまうのですが、酵素を阻害して働く薬理成分ですし 依存性が出てしまうこともありますので採りすぎには注意が必要です。

< ビタミンB群 >
大抵のドリンクにはビタミンB1、B2、ナイアシン(ニコチン酸)が入っていますが、更にB6やB12、葉酸やパントテン酸が入っている物もあります。これらはいわゆるビタミンB複合体と言われるもので、脂質の代謝を助けます。うまく脂肪を燃焼させて代謝UPを図りたい人にとっても欠かせないビタミンですが、欠乏すると気力低下や疲労感を招き、神経炎を引き起こすと言われています。このビタミン発見当時、B1の欠乏症が改善されると抑うつ症状や他者への攻撃的性質が改善されたので「道徳的ビタミン」と呼ばれたこともあります。グッタリ疲労感やイライラ感改善の助けになります。
また、そうした「気力」に関する作用だけでなく「肌」への作用が大きく(欠乏すると肌が荒れ、更に口角炎や口内炎を引き起こします)、B6やB12は貧血症状やむくみにも作用しますので特に美容目的や女性向けのドリンクにも使われている成分です。ビタミン剤としてもおなじみですね。食品では豚肉やゴマ、レバーや小麦胚芽などに多く含まれています。
ビタミンB1、B2は水溶性ビタミンで、採り過ぎても尿として排出され過剰症の心配はありません。ドリンクを飲んだ後トイレに行ったら尿が蛍光イエロー(笑)になったことはありませんか?これは余ったビタミンBが尿に出てきた色なのです。

< タウリン等のアミノ酸 >
「タウリン」は近年サプリメントや清涼飲料水でもおなじみの「アミノ酸」で、別名を2-アミノエタンスルホン酸といいます。人間の身体の中で合成できない必須アミノ酸ではありませんが、そうはいっても身体の中では必要量の5%程度しか合成できないと言われており、どうしても不足しがちな成分です。
このタウリンの何が良いのかというと特に注目されるのは「血圧上昇を抑制する作用」と、「肝臓の働きを助ける作用」です。うっ血によるむくみや息切れを改善する作用もあります。塩分の採りすぎで血圧が気になる人、お酒を良く飲む人には嬉しい成分です(そうです!連夜の飲み会で血管と肝臓にダメージ受けてそうなアナタにおすすめ)。糖尿病や脂肪肝を防ぐ助けにもなり、メタボリック症候群が心配な方には積極的に採っていただきたい成分です。牡蛎やホタテといった貝類や、マグロの血合い部分、タコなどの魚介類に多く含まれています。
タウリン以外のアミノ酸では、ミネラルバランスを整えるアスパラギン酸や、必須アミノ酸のバリンやロイシン、イソロイシンが含まれている場合もあります。アミノ酸は新陳代謝を助けたり筋肉組織やホルモンの材料になったりします。

< その他:ミネラルや生薬成分 >
ミネラルとしては、そのドリンクの謳う目的に合わせて

◎食事が不規則な人や女性に多い「貧血」を改善するための鉄分(Fe)
◎骨を丈夫に保つために重要なカルシウム(Ca)やマグネシウム(Mg)
◎塩分摂取を抑制し、むくみ改善・血圧降下作用のあるカリウム(K)

・・・などが含まれていたりします。

 

 

生薬とは、ニンジンエキスやローヤルゼリー、イカリ草などのことで強壮作用や代謝促進作用、利尿作用等が主な作用と言われるものが多いです。価格の高い高級(?)栄養ドリンクはこういった生薬の希少性や含まれる種類と量によってその価格差が出ていることが多いそうです。このあたりの成分についてはもう漢方薬の世界ですね。

疲れて助けて欲しいとき、つい頼りにしてしまうドリンク。確かに頭をすっきりさせる即効性のある「目覚まし」的な役割と疲労回復に役立つ「栄養補給」の役割を持っているようです。但し、自然な食事ではありませんので健康的にうまく利用するにはいくつか注意すべき点もあります。次回はそのあたりのことについてお話したいと思います。




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