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からだクローズアップ

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<からだクローズアップ vol.50>

ビールで夏バテ予防?!

暑い日が続いていますが、食欲は落ちていませんか?
暑さに対抗すべくカラダも普段よりエネルギーを使っているので、
ちゃんと補給してあげないと、簡単に夏バテするはめに・・・。
『ここはビールでも飲んで、夏バテ予防しましょう!』
と言われたら驚きませんか?
実はビールには、夏バテ解消に効く「あるもの」が含まれているのです。

食事の前に飲む“食前酒”の効果

ご存じかもしれませんが、お酒には食欲を増進させる効果があります。
体内でアルコールを分解するときには糖が使われ、血糖値が低下します。
その血糖値低下のシグナルが脳に伝わり、食欲UPの指令が出てきます。

特に注目したいのが、食前酒。代表的な食前酒には、梅酒やスパークリングワインがあります。
梅やブドウの酸味は唾液の分泌を促しますが、唾液はでんぷんを糖に分解するアミラーゼを含むので、消化液として働きます。
また梅酒をソーダ割りで飲まれる方もいると思いますが、スパークリングワインやソーダに含まれる炭酸は、
胃を刺激して活動を活発にします。

つまり食前酒を飲むことで、食事の準備ができるというわけです。
アルコールで気分が朗らかになるのも、食事を進ませる大事なスパイスですね。

ビールの食欲増進効果

『しかしこの時期、まずは冷えたビールでしょ!』という方も多いと思います。私も同意します(笑)。
美味しいですよねぇ〜。

ビールも炭酸を含んだアルコール飲料ですから、前述の胃を活発にする効能を備えていますが、
さらに食欲増進に貢献する活性物質も含まれています。
それが、N-メチルチラミン。この物質はガストリンというホルモンの分泌を促進しますが、
このガストリンには胃酸の分泌を促進する作用があります。つまり、ビールを飲むと胃酸が出てくるという流れになります。

さらにビールの原料である麦芽からも、消化管の運動を促進する物質(ホルダチンAとその幾何異性体)も発見されています。
この物質は消化管の筋肉(骨格筋ではなく平滑筋)を刺激して、運動を活発にします。
胃に入った食べ物が、小腸へとより早く送り出されていく
のです。

消化吸収と食欲には関連性が強く、消化吸収が滞ると、食べたものが胃から出て行かないため、
胃のもたれや膨満感、食欲不振につながります。 ビールに含まれる成分が消化活動を活性化することで、
『食べたい!』といった食欲が出てくるのです。


また、これらの物質は麦芽由来ですから、麦芽100%ビールほどではないものの、麦芽を使用した
ノンアルコールビールにもちゃんと含まれているとのこと。アルコールの飲めないとき、またアルコールが苦手な方は、
こちらを試してみてはいかがでしょうか?

確かにビールを飲むと、ついつい食事も進んでしまいます。
ビールに含まれる食欲増進物質が、ビール腹の一因だったんですねぇ。

しかし、食欲のない時には好都合!
暑くて食欲の落ちる夏には、やっぱりビールが欠かせないということですね。
これはビール好きには嬉しい発見です! 夏バテになったら、いやむしろなる前に(!)ビールを飲んで、
しっかり食事を摂るよう心がけたいと思いますヽ(^o^)丿

ただし、食欲にまかせて食べ過ぎないよう、夏も体組成のチェックを忘れずに!
そしてもちろんビール自体にも糖質が含まれているので、くれぐれも飲みすぎに気をつけて
夏バテも、夏太りもしないよう、健康に夏を楽しみましょう!

コラム担当 TAKASY

参考文献
Yokoo Y. et al. Isolation from beer and structural determination of a potent stimulant of gastrin release. Alcohol & Alcoholism. 1999 Mar-Apr;34(2):161-8.
サントリー株式会社 ニュースリリース


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