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からだクローズアップ

<からだクローズアップVol.7>

日本生まれの「ニンゲンドック」は、世界共通語!?

■現在の日本人の死因

健康診断は、戦後まもなく始まったもので、だいたい60年ほどの歴史があります。もともとは結核の早期発見が目的でした。当時は結核で死ぬ人が多かったんですね。その後、疾病構造が変わり、動脈硬化による脳卒中や心臓病が死因の上位を占めるようになると、健康診断も目的が変わりました。成人病(今でいう生活習慣病)の早期発見をしよう、病気になる前の状態で見つけようと、からだ全体を診る健康診断が「人間ドック」として始まったのです。
特定の病気を検査するのではなく、「健やかさ」を診る。実は、こうした健康維持や病気予防のための健康診断というのは日本独自のもので、英語には人間ドックを表す言葉はありません。今でも、国際的な学会などで「ニンゲンドック(NINGEN DOCK)」という言葉がそのまま通用するくらいなのです。

メタボの危険がわかる。あなたのおへそ回りは何センチ?

2008年4月から、40〜74歳を対象として、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に着目した「特定健診」が行なわれるようになります。メタボリックシンドロームになると、心臓病や脳卒中の原因となる動脈硬化を引き起こすリスクが高まるためです。そこで、内臓脂肪の多い・少ないを、腹囲、つまり「おへそ周り」を測定して調べることにしています。基準値は男性が85cm以上、女性が90cm以上です。その他、保険指導対象者の選定のための検査として、血圧と中性脂肪、HDL(善玉)コレステロール、空腹時血糖値が加わります。
「特定健診」のメタボリックシンドローム診断では、総コレステロールやLDL(悪玉)コレステロールの数値は参考にしません。というのも、それらが高くなると動脈硬化が進むことは既に知られているためで、今回は、コレステロールが基準値内であっても、それ以外の要素で動脈硬化の心配がある人を探そうとしているのです。いわば油断している人に注意しようと、メタボリックシンドロームのごく軽い状態のうちに見つけて生活改善に役立ててもらおうとしています。

■メタボリックシンドロームとは ■何cm以上だとメタボリックシンドローム?


「血圧」「血中脂質」「血糖値」の新しい基準は…。

「血圧」「血中脂質」「血糖値」は従来から生活習慣病の重要な指標でしたが、今回の「特定健診」では基準値が少し変わることになりました。
たとえば、血糖値。「特定健診」では、これまでより10mg/dL引き下げられて、100 mg/dLが基準値となります。ちなみに、100を超えれば即異常というわけではありません。明らかに糖尿病と診断される基準は126 mg/dL 以上なので、100〜125 mg/dL の人は境界型や糖尿病予備軍といわれます。
また、血圧の基準も厳しくなりました。これまでは最高血圧で140mmHg以上、最低血圧で90mmHg以上を高血圧としていましたが、「特定健診」では最高血圧で130mmHg、最低血圧で85mmHg以上に。血糖値や血圧の基準が厳しくなったことで、要注意とされる人が増えていくでしょう。
血圧が高い、血中脂質や血糖値が高いという状態を改善するには体重を、特に内臓脂肪を減らすこと。それしかありません。高血圧を下げる薬を飲むとか健康食品を摂るなどは2の次、3の次にして、まずは源流である内臓脂肪を減らすようにしましょう。

■特定健診で指導が必要とされる基準


20代前半と比べてどう変わったか?それが大事です。

健康診断の基準値は健康な人をたくさん集めて得た平均値ですので、個々人にとっては基準値を外れていても正常範囲内という場合もあります。そこで、自分のデータを20代、30代、40代とチェックして経年変化を見ることが必要になります。体重でも血圧でも血糖値でも、20代前半の頃と比べて10%以上増減しているようであれば、その人にとっては異常といえるでしょう。
なかでも体重や体脂肪、特に内臓脂肪の増加には要注意。体重が1kg増えると血圧は1〜2mmHg上がるなど、いいことがありません。脂肪組織には、血管が細くて血液が流れにくいという特徴があります。そのため、脂肪は細胞から血圧を上げる物質を出し、血液が自分のところに回ってくるように働きかけるのです。血圧だけでなく血糖や脂質を狂わせる物質も分泌されるので、内臓脂肪の増減はしっかり見ておきましょう。
健康診断の結果をもらったら、数値に一喜一憂するのではなく、経年変化を見て自分の生活習慣にフィードバックすることが大切です。ぜひ一度、20代前半の頃と比べて、体重や他の数値がどう変わったかチェックしてみてください。


医学博士 池田義雄 タニタ体重科学研究所 所長

東京慈恵会医科大学卒業。同大第3内科助教授、同大健康医学センター健康医学科教授を経て、2000年にタニタ体重科学研究所所長に就任。日本生活習慣病予防協会理事長も務める。専門は内科学および健康医学。著書に「量る・計る・食べるダイエット-ひとり暮らしの簡単ダイエットレシピ-」「おいしく食べる楽しくはかる生活習慣病講座」などがある。





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