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熱中症を防ごう!

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ご質問

節電が気になる今年の夏。クーラーはなるべく使わないようにと思っていますが、
気温が高い日は、日中の室内や就寝中でも熱中症になる危険があると聞きました。
熱中症にならないようにするにはどうしたらよいですか?


■回答

今年の夏は、節電を心がけていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
ただ、節電ばかりに気を取られて熱中症になってしまったら元も子もありません。
今回は熱中症の発生原因と危険性、そして予防対策をご紹介します。

●熱中症とは?

 暑い夏、気温が上昇すると体温も上昇します。
 体温を調節するために汗を出し、その気化熱によって体温を下げようとします。

 しかし、外気が暑く湿度も高いと汗が蒸発しないため、体温調節ができない状態になり熱が体内にたまります。
 これが熱中症です。失神・けいれん・意識障害など多くの症状を引き起こします。

 熱中症による死亡者数は、年平均353件。
 消防庁の調査によると2010年7月〜9月の期間に、全国で53843人が熱中症で搬送されました。

●熱中症を予防するには?

○暑さ指数(WBGT)の確認  
 熱中症の発生には、気温・湿度・風速・輻射熱(直射日光など)が関係します。  

 危険度を予測するには、暑さ寒さに関する環境因子、気温・湿度・輻射熱 (直射日光など)
 3因子を 取り入れた指標である、暑さ指数(WBGT)を参考にする方法もあります。

○温湿度計で簡易チェック
 温湿度計で気温や湿度を確認して、日頃から、温湿度計で気温や湿度を確認する
 習慣をつけましょう。
 * 温度基準
 ≪31度以上≫・・・・・危険

  高齢者は外出はなるべく避け、涼しい室内に移動しましょう。
 ≪28〜31度≫・・・・・厳重警戒
   外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意しましょう。


●上手に水分を摂りましょう

○外出前、運動前にはしっかり水分補給。
 脱水を防ぐため、体を動かす前には必ず水分を補給しましょう!

○喉が渇く前に、こまめに少しずつ飲む。
 喉の渇きを感じた時は、すでに細胞が脱水を起こしている状態。
 喉が渇く前に飲みましょう。 一気飲みは胃に負担をかけるので、
 100〜200ml程度をこまめに飲みましょう。

○食事の前には飲み過ぎない。
 特に注意したいのが、ジュースや炭酸飲料、ビール。
 糖分が高いため吸収に時間がかかり、糖分の分解にビタミンB1を
 多く消費するため、飲み過ぎるとかえって夏バテを助長します。

○運動中はスポーツドリンク!
 運動中は特に汗をかくため、水分だけでなくミネラル分も汗から出ていきます。
  長時間の運動時の水分補給には、ミネラルや糖分を配合したスポーツドリンクが適しています。

 ただし、市販のスポーツドリンクは体液に近い「アイソトニック(等浸透圧)」
 ですので糖分の吸収には優れているのですが、糖分が多いと胃での水分吸収の速度が
 遅くなってしまいます。水分補給を速やかに行いたいときは、体液より浸透圧が
 低くなるよう、水で2倍に薄めて飲むと良いでしょう。


●熱中症予防のために摂りたい栄養素

○カリウム
 汗によってカリウムも出ていってしまいますが、カリウムが不足すると

 細胞内が脱水症状になります。 日常でも、カリウムは過剰なナトリウムの排泄を手助けするなど、
 体にとって大切な役割があり、日頃からしっかり摂りたい栄養素です。
 <多く含む食品>野菜類、海藻類、果物類、豆類など

○ビタミンB1
 ビタミンB1は、糖質の代謝を手助けし、疲労回復に役に立つと言われています。
 疲れが溜まった状態から夏バテになることもありますので積極的に摂りましょう。
 <多く含む食品>豚肉、ウナギ、海苔、大豆など

レジャーやスポーツだけでなく、室内や就寝中でも熱中症の危険はあります。
まずは、日頃からしっかりと水分を補給し、バランスのよい食事で栄養素を 摂ることが大切です。

オフィスやご家庭には、危険度が目で見てすぐにわかる「簡易熱中症指数計」 を
活用してチェックしてみてはいかがでしょうか。

簡易熱中症指数計 室内用(置き式、掛け式兼用) TT-545


参考資料  
・日本生気象学会(2008)日常生活における熱中症予防指針Ver.1

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