
忙しい現代社会。
仕事や環境、人間関係、過労など、私たちは日々あらゆるストレスと闘っています。
「抗ストレスホルモン」を分泌し、わたしたちのからだを守る
「副腎」は疲れていませんか?
今回は、副腎の機能を高める食事の工夫についてお伝えします。
疲れた副腎に栄養素を補給して、からだの中からストレスケアしましょう!
■あらゆるストレスと闘う副腎の働き
◆副腎とは?
副腎は、内分泌器の一つで左右の腎臓のすぐ上にあ り、わたしたちのからだを一定の状態に保つために、
重要なホルモンを分泌しています。
長期にわたってストレスを感じ続けると、副腎は疲労して対応しきれなくなり、からだのすべての器官や
臓器が、大きな影響を受けます。
体内機能の低下、アレルギー症状の悪化、慢性疲労、不眠、めまいなど多くの不調の原因となり、代謝や、
心臓、循環器系などに変化が起きて、痩せにくい、むくみやすいなどの症状が出ることもあります。
◆副腎の正常な働きでストレス耐性を高める
副腎には大きく2つの働きがあります。1つは、けがや病気、仕事や対人関係の問題に至るまで、
ありとあらゆるストレス源にからだが対応できるようにすること。
2つめは、体内の働きのすべてが正常に働くように維持する機能です。
例えば、炭水化物と脂肪のエネルギー変換、貯蔵された脂肪の分布(特に、ウエスト回りと顔の両側)、
正常な血糖調節、適切な心臓血管と消化管の機能に大きく影響します。
また、副腎から分泌される物質「抗炎症性、及び抗酸化ホルモン」は、アルコール、薬物、食物、環境の
アレルゲンに対する反応を最小限に抑える作用もあります。
副腎の機能を正常に保つことは、ストレス耐性を高めること、私たちのからだを正常に保ち、
病気を予防することにつながると言えます。
◆副腎のお疲れ度チェック
あなたの副腎は疲れていませんか?チェックしてみましょう!
4つ以上にチェックがついた場合、あなたの副腎はお疲れの様子。
からだは、リラックスできる時間と栄養を求めています!
「食べるストレスケア」を実践してみましょう!
■食事から、ストレスケアしよう!
副腎から分泌される、ストレスと闘うホルモンも無限に出てくるわけではありません。
なぜなら、ホルモンは食べ物から作られているからです。ホルモンの分泌には、特定の栄養素を必要とします。
それらの栄養素が不足していると、副腎はストレスと闘う力を失い、様々な症状を発症します。
また、副腎疲労を抱えると、ホルモン分泌を上手に行えなくなり、男性においては、精力減退、
女性においては、卵巣機能低下や不妊の原因にもなります。
ストレスによってからだに支障をきたさないためには、ホルモンを作るのに充分な栄養素を補給することが、
最も重要です。
<<副腎をサポートする栄養素>>
栄養素 |
食 品 |
|---|---|
| カルシウム | 乳製品(チーズ、ヨーグルト、牛乳)、緑黄色野菜(小松菜、モロヘイヤ、京菜)、大豆製品(納豆、豆乳)、小魚、海藻 |
| マンガン | 玄米、大豆、湯葉、れんこん、小豆、ごま |
| ヨウ素 | 魚介類、海藻(昆布、わかめ、のり、寒天) |
| ビタミンE | 種実類(アーモンド、へーゼルナッツ) かぼちゃ、アボガド、はまち、ほうれん草、たらこ、うなぎ |
| 銅 | かき、ごま、大豆、空豆、小豆、いんげん、煮干し、卵、そば |
| クロム | 海藻、牛肉、米、ぬか、小麦胚芽、 |
| ビタミンC | 野菜、果物、じゃが芋 |
| マグネシウム | 種実類(アーモンド、カシューナッツ、ごま)、ほうれん草、玄米、大豆製品 |
| セレン | 魚介類(わかさぎ、いわし、かれい、ほたて)、肉類、乳製品 卵 |
| パントテン酸 | レバー、納豆、かれい、アボガド、うなぎ、たらこ、モロヘイヤ |
| ビタミンB12 | レバー、ほっき貝、あさり、しじみ、かき、さんま、いわし、たらこ |
| 亜鉛 | かき、レバー、牛肉、ラム肉、たらばがに、うなぎ、納豆、たらこ、ごま |
ストレスに強いからだを作る食事を心がけると同時に、自分を酷使することや、完璧主義、プレッシャーを
感じることなどから時折逃れ、充分な休息や、くつろぎの時間を持つことなど、日頃のストレスの軽減も重要です。
毎日3回の食事タイムも、リラックスやコミュニケーションの場として楽しみながら、食事から副腎を守り、
ストレスフリーなからだづくりをサポートして行きましょう。