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タニタの健康コラム

健診で尿酸値が高く、ビールを諦めている人へ

2019/08/05(月) 掲載

尿酸が高い人は気になる「プリン体」って?

「ビールはプリン体が多いから控えましょう」と尿酸値の高い人は、一度は言われたことがあるのではないでしょうか。これは、プリン体という物質が体内で決められた役割を終えると、老廃物の一種である尿酸へ変化するためです。プリン体に役割!?と思われるかもしれませんが、人のからだでかなり重要な役割を持っています。

私たちのからだの中では、古くなった細胞は壊され、新しい細胞に生まれ変わる新陳代謝を繰り返しています。その際に以前と同じ細胞に生まれ変われるのは、細胞に存在する遺伝情報(遺伝子)を持つDNAのおかげです。実は、プリン体はDNAをつくる成分で、古くなった細胞が壊されるとプリン体は尿酸になるのです。

また、筋肉などを動かすエネルギー源もプリン体からつくられています。日々の活動や運動でエネルギー源としてプリン体が利用された後、尿酸となるのです。(図1)

【プリン体の重要な役割】

・細胞の遺伝情報(遺伝子)を持つDNA成分
・筋肉中のエネルギー源の成分

食品も細胞からできています。細胞数の多いものや細胞分裂の活発なものほどプリン体は多く含まれます。食品中のプリン体も必要以上に摂り過ぎると尿酸となります。

ビールは本当にプリン体が多いの?

アルコールに含まれるプリン体の量を比較しました。(表1)

やはり、ビールはプリン体が多いですね。

ビールにプリン体が多く含まれる理由は、麦芽や酵母によるものです。メーカーによって製造方法や原材料が異なるため差がありますが、メーカーによってはホームページで製品ごとのプリン体含有量を公開しています。

 

では、ビールは本当にプリン体が多いのか、他の食品もみてみましょう。(表2)

普段からよく食べられている肉類や魚介類にプリン体は多く含まれ、ビールよりプリン体の多い食品はたくさんあるようです。ただし、ビールも飲む量が増えるとプリン体も増えることは、お忘れなく。

ビールはプリン体が問題ではないの?

ビールはアルコールの中ではプリン体が多いです。ですが、適量を守れば決して多いわけではないことが分かりました。実は、ビールの問題はプリン体以外に他にもあるのです。

アルコールは体内に入ると肝臓で分解され、老廃物の一種である乳酸になります。乳酸は体内に増えると尿から排泄されるのですが、排泄量が増えると尿が酸性になります。

尿酸も尿から排泄されますが、尿の酸性が強まると尿中に溶けにくくなり排泄されにくくなるのです。このことから、プリン体ゼロの発泡酒やプリン体含有量が少ないアルコールも、飲み過ぎると尿酸が排泄されにくい状況になり、血液中の尿酸濃度は高くなります。また、アルコールを飲むと脱水になりやすく、脱水により尿が濃くなるため、老廃物が尿に溶けにくくなるので要注意です。

 

尿酸値が高くてもビールを諦めなくてよいの?

アルコールは尿酸にとって良くないことが分かりました。

「今日からアルコールをやめましょう!」と言われ、やめられる人は、やめてください。

「ビールが飲みたい!」「アルコールはやめたくない!」という人は、飲み方に気をつければ、やめなくて済むかもしれません。

尿酸値を上げないようにする飲み方をまとめましたので、ぜひ試してみてください。

@おつまみの選択
・プリン体の多い肉類や魚介類は少なめに
・1日1回はどこかで果物・牛乳・乳製品を食べましょう。
※カロリーが高いので1日の適量範囲に

A脱水を防ぐ
・アルコールを飲みながら、お水、ウーロン茶、炭酸水などチェイサーを間に飲む

Bアルコールは適量を守る!(適量は表1を参考に)
・「とりあえずビール」の人は、ジョッキからグラスへワンサイズダウン
・炭酸水にレモンやライムを絞って、美味しくチェイサーを楽しむ

美味しくビールを飲むためには、やはり適量を守ることは大切です。でも、諦める必要はありません。飲み方に気をつけて、上手にお付き合いしていきましょう。

 

最後に、尿酸値が高い人は痛風や尿路結石などの症状がなくても、血管が痛めつけられて動脈硬化が進行していきます。必ず、医療機関を受診して適切な治療を受けましょう。既に治療中の人は、食事やアルコール量について医師の指示に従ってください。

 

参考:公益財団法人 痛風財団 食品・飲料中のプリン体含有量

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