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タニタの健康コラム

果物を毎日200g!そのハードルはお金?

2017/04/25(火) 掲載
みなさんは今日くだものを食べましたか?
今回のコラムは、普段からくだものを食べる習慣がない、という方にオススメのコラムです。
くだものを食べることについて、理想論ではなく、「具体的な目標量」と「価格的ハードル」についてリアルな情報をお届けします。
 

日本のくだものは多品種・高品質、でも摂取量は世界最低クラス

日本は四季が豊かで、地域での気候差もあるので、くだものの品種も豊富で美味しいですよね。
例えば大阪府中央卸売市場では、約180品種のくだものが取り扱われています。
柑橘類やりんごはそれぞれ30種類以上の品種が取り扱われています。※1
 
またくだものを日本ではお菓子と同じ嗜好品と捉え「水菓子」に分類し、贈答品などにされてきた歴史があるため、高級フルーツも多くあります。※2
 
そんな恵まれた環境である一方で、日本は世界の国々と比較するとくだものの摂取量が少ない国です。
どのくらい違いがあるかご存知でしょうか?
 
例えば1日当りの供給量を比較すると…
イタリア383g、カナダ371g、フランス313g、アメリカ286g、ドイツ242g、中国257g、韓国183g、日本145g
174カ国中、日本は134位。残念ながら、先進国の中では最低クラスという位置づけです。 ※3
 

どれくらい食べるのがからだに良いの?

世界と比較して少なくても、健康に良い量を食べていたらいいじゃないか、と思われる方もいると思います。
では健康のためには、くだものはどれくらい食べるべきでしょう?
 
国の「食生活指針」において、くだものは嗜好品ではなく野菜同様必需品であると位置づけられています。
低エネルギーで多くの栄養素を摂れるため、くだもの摂取量の増加を呼びかけ、その目標量を200gとしています。※4
 
■ 科学的根拠 ※5
 ・体重コントロールに重要な役割があること
 ・循環器疾患、生活習慣の悪化を原因とする糖尿病(2型)の予防に効果があること
 ・消化器系のがん、肺がんに予防的に働くこと
 
くだものの栄養素に興味を持たれた方は以下のコラムがオススメです。

 

くだもの200gの目安

くだもの200g当りの価格感
 
 
 

高いから食べない?「くだものは高い」って本当?

くだものって高いから買わないなぁという意見もよく聞きます。
ある調査によると、くだものをあまり食べない理由の1位が「皮を剥くのが面倒」、2位が「価格が高い」だそうです。※5
やはり実際に「くだものは高い」のでしょうか?
 
総務省の「家計調査」の政令指定都市を対象としたデータを元に計算してみると、
1日のくだもの推奨量200gを購入するのにかかる費用は、平均すると91円。※6
500mlのペットボトルが150円位、おにぎり1個120円位、スナック菓子1袋150円位…身近なものと比較してみると、
そんなに高いハードルとは言えないような気がします。
 

くだものの値段に、地域間価格差ってあるの?

先程お伝えした91円というのは、日本全体の平均ですので、もしかしたら地域間格差があるのかもしれません。
筆者の旅行先での体験ですが、その地域の名産品のくだものが、普段自分がスーパーで買っている値段よりも安く、
この地域に住んでいる人はうらやましいなぁ…と感じたことが何度もありました。
 
「都会ではくだものが高く、地方で安い」、または「くだものの産地では安い」などの地域差がありそうな気もしますが
こちらもまた統計情報を元に紐解いてみると…
 
くだもの200g当りの価格感
 
くだものの価格感について、都会では安いというようなわかりやすい傾向があるわけではないようです。
 
どの位の価格差があるのかというと…
政令指定都市で一番安く購入できるのが和歌山市の77円一番高くなるのが山形市の111円。
その差は1.4倍。1日あたりだと34円、一カ月で考えると一番高い市と安い市では1,020円の差があります。
 
また東京は物価が高く産地からも遠いから、くだものも結構割高??と想定していましたが
東京は政令指定都市52市中、高い方から数えて6番目。
やはり多少割高ではありますが200gを購入するのにかかる費用は99円と全国平均の91円と比較して、1.09倍という結果でした。

安い地域ほどくだものを多く食べているの?

それではくだものが安い地域では消費量が多く、高い地域では消費量は少ないのでしょうか?
 
1日当りのくだもの購入量
くだものの購入量が多い政令指定都市ベスト5は、秋田市・福島市・高松市・盛岡市・長野市ワースト5は、那覇市・熊本市・徳島市・福岡市・大阪市
一番多い秋田市は一番少ない那覇市の1.8倍の量を購入しています。
 
 
両方のランキング10位までに入っている市は4つありました。
10位までだけで見てみると、安い地域ほどよく食べているという傾向がややあるよう見えますね。

まとめ:くだものの価格感と、購入量について

データから計算してみたところ、以下のような傾向が見られました。
 
■ 価格感と購入量  くだものが安いほど、購入量が多くなるという傾向が少しある
■ 高齢者と購入量  高齢者が多いほど、購入量が多くなるという傾向が少しある
■ 産地と購入量  … くだもものの産地に近い所ほど、購入量が多くなるという傾向はほぼ見られない
 
「若者のくだもの離れ」「くだものは割高」などよく聞く話は実際のところはどうなんだろう…と思い今回くだものの価格や消費量についてと思い、あえて意識調査ではなく、家計調査から調べてみましたが、「傾向が少しある」という程度でした。
 
このコラムを読んで「1日100円分くらいだったら、くだものを食べようかな」と思われた方や「都会でも、そんなにくだものが割高なわけではないんだ、たべてみようかな」と思われた方が、少しでもいらっしゃいましたら幸いです。
「それでもやっぱり、皮をむくのが面倒」と思われる方は、最近はコンビニでカットフルーツや、冷凍フルーツも売っていますので、まずは手軽に出来るところからはじめてみてはいかがでしょうか?
 
 
 
参考
※1 大阪府中央卸売市場 取扱品目
※2 果物と日本人 小林章 NHKブックス
※3 Food and agriculture Organization og the United Nations フードバランス統計 (2013年データ)
※4 公益財団法人 中央果実協会 FACKBOOK果物と健康
※5 一般社団法人JC総研 果物の消費行動に関する調査結果 (2009年データ)
※6 総務省統計局 家計調査 (2014年〜2016年の平均データ)
 
図表の出典
全て、参考の※5のデータを元に弊社にて作図

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