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タニタの健康コラム

コラーゲンの老化を防ぐには? アキレス腱とコラーゲンの関係

2012/11/26(月) 掲載

しばらく前にフットサルをプレーしていたところ、左ふくらはぎ下部あたりにバシッ!!
て感覚があり… アキレス腱が断裂していました…。

退院後、少しでも早く治したいので、とりあえずアキレス腱になる材料は食べておいたほうが良いだろうと、 アキレス腱が“何で構成されているか”調べてみました。
コラーゲンでした。

コラーゲンをたくさん摂れば早く治る?

コラーゲンというと、お肌のほうが思い浮かぶのですが…。

コラーゲン:皮膚や骨などの主成分として身体に最も大量に存在するタンパク質で、全タンパク質の25%を占める。

なるほど、コラーゲンは身体の中のあちこちで必要とされているんですね。食べたコラーゲンに『お前はアキレス腱になれ!』って決められませんし、そもそもその多くがアミノ酸まで分解されて吸収されるのですから、コラーゲンをたくさん食べればアキレス腱の治りが早くなることはなさそうです。かといって、アキレス腱の上から塗ったところで意味ありませんから、あまりコラーゲンを意識する必要はなく、普段通りに栄養を取っていれば大丈夫なようです。

体内でコラーゲンを合成するのに必要なのは?

さて材料はあるとして、次はコラーゲンがちゃんと合成されるか?です。 細胞の中でつくられたコラーゲン・ポリペプチド(アミノ酸がいくつも繋がった状態)は3本集まってコラーゲン分子になり、細胞の外でさらに集まってしっかりとしたコラーゲン線維になります。
 

この3本集まるときに必要なのがビタミンCです。ビタミンCが不足すると、ちゃんと3本が集まってくれないので、コラーゲン分子がうまく合成できません。ビタミンC不足でおきる“壊血病”は、コラーゲンが足りないために血管などが脆くなってトラブルの発生する病気です。普段の生活では不足になりにくいと思いますが、ビタミンCは水溶性なので摂り貯めておけるものではありません。いちおう気にしておいて、少しずつでもこまめに摂取していたほうが良さそうですね。

またHsp47というタンパク質も、細胞の中でのコラーゲン合成に重要な役割を果たしているそうです。Hsp: Heat Shock Proteinは、熱などの刺激でたくさんつくられるようになるタンパク質ですから、患部を温めれば頑張ってコラーゲンを作ってくれるのでしょうか?温泉とか効果ありそうな気がしてきました!

コラーゲンの老化を防ぐには?

無事にアキレス腱が修復されたら、次はメンテナンスです。
最近、コラーゲンの糖化が注目されています(健康コラムリンク:老化を防ぐ抗糖化のポイント)。ここでいう糖化(メイラード反応)とは、身体の中のタンパク質がブドウ糖などと反応してしまうことです。糖化されたタンパク質はその構造が変わってしまいます。コラーゲンが糖化された場合、元々あった弾性が低下したり、硬くなったりしてしまいます。コラーゲンの代謝は遅いので加齢とともにだんだんと糖化コラーゲンが蓄積していきます。

 

あ…、私のアキレス腱断裂は加齢によるコラーゲンの糖化が進行しているってことなのでしょうか!?
弾性が低下したり、硬くなったりした糖化アキレス腱は衝撃を吸収しきれずに切れてしまったと…。まだ治りきっていないのですが、せっかく頑張って修復しているアキレス腱を糖化させないように気をつけなきゃいけません。過剰な糖質の摂取、甘いもの依存症は良くないですね。血糖の上昇を抑える運動も不足がちなので、いままで以上に注意しようと思います。

皆様もスポーツ前のストレッチをお忘れなく、念入りにどうぞ。

 

  • <参考資料>
  • ・生化学辞典,東京化学同人
  • ・細胞の分子生物学,教育社
  • ・石見佳子,「コラーゲンの安全性と機能性」,食品成分有効性評価及び健康影響評価プロジェクト解説集,国立健康・栄養研究所
     HP,http://www0.nih.go.jp/eiken/chosa/ishimi.htm
  • ・Nagai, N., et al.(2000)"Embryonic Lethality of Molecular Chaperone Hsp47 Knockout Mice Is Associated with
     Defects in Collagen Biosynthesis"The Journal of Cell Biology 150(6), 1499-1505

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