梅雨から夏にかけて家庭で食中毒を防ぐには

2012/05/29 掲載

ご質問

梅雨から夏にかけて、気温や湿度が上がると食中毒が心配です。
食品を家庭で正しく保存する方法を教えてください。


食べ物が傷みやすい梅雨から夏にかけては、調理や保存が特に心配ですよね。
今回は、すぐに実行できる、家庭での食中毒予防のポイントをご紹介します。

家庭での食中毒の危険性

食中毒を引き起こす主な原因は、細菌とウイルスですが梅雨から夏になるこの時期は、細菌性の食中毒が増えます。

飲食店や給食で発生するイメージが強いかもしれませんが、家庭の食事でも発生します。
家庭では、発症する人数が少なく、おなかを壊したりしても風邪や寝冷えなどと思われがちで、食中毒と気付かれないこともあります。

しかし、家庭の食事が原因の食中毒は全体の20%近くを占めており、ご自分の家でも食中毒が起こる危険性は十分にあります。

家庭でできる食中毒予防には、どのようなポイントがあるでしょうか?

チェックしてみよう!食中毒予防のポイント

食中毒は、基本的な予防法をきちんと知ることで、防ぐことができます。
下のチェックリストで、予防法を確認してみましょう。

 

【食品の購入】



 


【家庭での保存】



 


【調理前】




・包丁、食器、まな板
 ⇒洗った後、熱湯をかけて消毒する。
・ふきん
 ⇒漂白剤につけこむ。
・たわしやスポンジ
 ⇒よく洗浄した後、煮沸すればより効果がある。  


【調理中】



 


【食事中】




 


体の抵抗力が弱い子どもや高齢者だけではなく、誰にでも起こりうる食中毒。
健康な成人でも風邪やストレスなどで、抵抗力は簡単に弱くなってしまいます。
食中毒の予防と同時に、もしかかっても重症化しないよう、抵抗力をつけておくことも大切なポイントです。

1年で最も食中毒の多いこの時期、バランスのよい食事適度な運動・休養菌に負けない体づくりも行ってくださいね!

※本コラムに記載されている情報は掲載日時点のものです。このため、時間の経過あるいは後発的なさまざまな事象によって、内容が予告なしに変更される可能性があります。あらかじめご了承ください。