野菜たっぷりでアンチエイジング

2012/03/29 掲載

たとえば、あなたの今日のお食事をちょっと思い出してみてください・・・。コンビニ弁当?ラーメン?ハンバーグランチとか、カレーライスとか、トンカツ、しょうが焼き定食・・・ などなど、お肉中心のメニュー、炭水化物中心のメニューだったりしませんか?

ランチだけではありません!

夕食を思い浮かべてみても、お子さんのいらっしゃる家庭なら、ハンバーグやカレーライスといった、 子供が好きなメニューに偏りがちではないですか?
みんなで飲みにいく時の居酒屋メニューも、デートで行くレストランも、 わたしたちの食生活は、昼であれ夜であれ、野菜不足の食生活になってしまっているのです。


ここに、農林水産省の「食料自給表」から引用したおもしろいデータがあります。
国民一人当たりの野菜の消費量について、日本とアメリカを比較したものなのですが・・・
 

日本とアメリカの野菜消費量比較

上のグラフを見てもわかるとおり、平成10年から、国民ひとりあたりの野菜消費量は、アメリカが日本を逆転しています。 ジャンクフードをがっつり食べているイメージの強いアメリカ人よりも、現代のわたしたち日本人のほうが、ぜんぜん野菜を食べてない!ということは、本当に驚きますよね。
野菜ジュースを飲んでいるから大丈夫、、、というわけにはいかないんですね。
国民健康栄養調査からの結果 野菜の摂取量について見てみましょう。
 

 


野菜の摂取量




皆さんの年齢にあたるところも、ぜひ見てみてください。“野菜をいかに食べていないか”をあなたも実感しませんか?
農林水産省、文部科学省、厚生労働省の3省合同で発表した「食事バランスガイド」でもお示ししているように1日5皿程度の野菜の摂取が理想とされています。 グラムにすると、1日350g、両手にいっぱいのるくらいが目安量とされています。 皆さんの野菜の摂取量は1日どのくらいですか?いきなり1日5皿、1日350gはなかなか大変ですが、できる部分から積極的に取るようにされると良いですよね。

食事バランスガイド




【コラム】
フィトケミカル(ファイトケミカル)という言葉をきいたことはありますか? 色素や香り、アクの成分などの化学物質で、「フィト」はギリシャ語で「植物」という意味です。 植物が強い紫外線の害や虫などから身を守るために作りだした物質で、強い抗酸化作用をもっていて、 この物質がアンチエイジングに効果があります。
野菜や果物などに多く含まれ、その種類は1万種類にものぼると言われています。 フィトケミカルは、○○がいい!と情報につられ単品だけを摂るより、まんべんなく組合わせて摂った方が効果的です。

代表的なものをいくつか下記に記します。

植物性食品である野菜には、フィトケミカルが含まれていますので、 積極的に取りましょう。
○アントシアニン(ブルーベリー・カシス)
○アリシン(にんにく)
○ケルセチン(そば)
○ルチン(そば)
○カテキン(お茶)
○イソフラボン(大豆)
○クロロゲン酸(コーヒー豆)
○ロズマリン酸(シソ)
○ゴマリグナン(ゴマ)
○クルクミン(ウコン)
○タンニン(お茶)
○スルフォラファン(ブロッコリー)
○リコピン(トマト)
○βカロチン(緑黄色野菜)
○リコピン(トマト)
○カプサイシン(唐辛子)
○ルテイン(ケール・ほうれん草)
○フコイダン(海藻)
○βグルカン(キノコ)
○ペクチン(リンゴ)

※本コラムに記載されている情報は掲載日時点のものです。このため、時間の経過あるいは後発的なさまざまな事象によって、内容が予告なしに変更される可能性があります。あらかじめご了承ください。