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タニタの健康コラム

ご褒美がもらえて健康に? 知らなきゃ損する健康関連インセンティブ

2018/09/11(火) 掲載

incentive(イメージ)

最近よく聞かれる「インセンティブ(incentive)」という言葉。その意味を辞書で調べてみると、何らかの行動を起こす誘因や動機づけになるもの、目標達成した際に支給する報奨金などとあります。

働いている人にとっては、営業成績や売り上げに応じてもらえるボーナスのようなものです。もちろん、普段から一生懸命働いているつもりですが、ご褒美があると更にやる気が出ますよね。

こうした、やる気や行動を起こすきっかけとなるインセンティブが医療費抑制や健康寿命延伸のために活用できるのではないかと、既に生活習慣病予防や健康づくりの事業に導入されつつあるのです。


健康にまつわるインセンティブ

まだ一部の生命保険会社の動きですが、健康診断結果の提出や結果が良いことで保険料が割り引かれたり、歩数などに応じてポイントが付与され、ポイントによって翌年の保険料が割り引かれる商品が発売され始めました。

保険加入者が自ら病気の予防や健康管理に取り組むことで保険料が変動するといった商品です。もしもの時に加入する医療保険や生命保険ですが、健康状態によっては加入できない場合もあります。加入後も病気になるリスクが低い人を優遇するのは当然のことかもしれません。今後は、こうした商品が増えてくる動きがありますので、要注目です。

実は、こうしたポイント制度は保険会社だけでなく、私たちの身近な地域でも見かけるようになりました。ヘルスケアポイント、健康ポイント、健康マイレージなど呼称は様々ですが、健康なまちづくりを目指して市区町村や都道府県単位で健康にまつわるポイント制度の導入が進められています。ポイントがもらえる条件や使える条件は地域によって異なりますが、いくつか公表されているものをピックアップしてみました。


《ポイントが付与される条件》
・特定健康診査等の受診 ・がん検診の受診 ・歯科検診の受診 ・歩数の記録 ・スポーツジム等健康づくり施設の利用 ・体重の記録 ・健康イベント等への参加 など

《ポイントで得られる特典》
・スーパーや商店街の商品券 ・特産品や一般の食品 ・公共交通機関乗車チケット ・電気料金の割引 ・飲食店や商店の優待 ・スポーツ観戦などのチケット(抽選)など

当然ですが、ポイント付与の条件は病気の予防や健康づくりに繋がるものですが、もらえる特典は家計の助けになるものが多くありそうです。

スーパーなどで購入額に応じてもらえるポイントがありますが、ある大手スーパーのショッピングモールでは「モール・ウォーキング」と称して、館内にあるチェックポイントを通過すると、そのスーパーで使えるポイントを付与するという取り組みを行っています。

また、インセンティブはポイントだけではありません。外食する際に健康に配慮した食事を提供するお店を増やすことや、減塩の食品や調味料が手軽に手に入る環境整備なども健康なまちづくりを行うためのインセンティブと考えられています。

個人だけではない!チームプレーから生み出されるインセンティブとは?

平成30年度から「保険者努力支援制度」という国の制度が本格的に導入されました。
保険者って?という方も多いと思いますが、日本は国民皆保険といって、一部を除きほとんどの人が月々の保険料を加入している健康保険組合などに納めています。病気やケガの治療で病院にかかった際の医療費の一部がその保険からも負担されるため、自己負担額が3割程度で収まっています。その健康保険組合が保険者のことです。

ご存知の方も多いと思いますが、日本は今後も高齢者の人口は増え、それを支える若い世代の人口は減るという少子高齢社会です。年金支給の先延ばしや支給額の減額も心配ですが、病院にかかっても自己負担額が少なくて済む健康保険制度も存続の危機に直面しています。

国民皆保険イメージ

このため、国は医療費抑制が見込める生活習慣病やその重症化を予防し、長期入院や多くの薬を飲まなくて済むような取り組みを進めるよう保険者に促しています。その取り組みを積極的に行った保険者に対して、インセンティブとして交付金が分配されることになったのが「保険者努力支援制度」です。

保険者にとって、保険料以外の貴重な財源となりますから、取り組みによる交付金の分配はとても重要です。どのような取り組みが評価されるか、項目を一部抜粋してみました。

《保険者努力支援制度の評価指標》
・特定健康診査等の受診率 ・特定保健指導の実施率 ・メタボ該当者、予備群の減少率 ・がん検診の実施率 ・歯周病検診実施 ・糖尿病など重症化予防の取組 ・ジェネリック医薬品の促進 など

例えば、特定健診の受診率とは、40〜74歳までの健康保険に加入している被保険者の皆さんの健診受診率を一定以上確保できれば、交付金の分配金が増額されます。自分は会社で健診を受けているから大丈夫と思っていても、扶養されている家族の方も健診受診の対象となっています。ご家族も健診を毎年受けているか確認してみましょう。

このように「保険者努力支援制度」は、保険者の努力だけでなく、被保険者の協力がなくては達成できないものが多くあります。財源が厳しい保険者は、被保険者から徴収する保険料を上げざるをえなくなるため、健診の受診も家計に直結します。より多くのインセンティブを得るためには保険者と被保険者とのチームプレーも必要なのです。

保険者努力支援制度イメージ

お得なインセンティブで気軽に健康づくりをはじめましょう!

今回は、生活習慣病予防や健康づくりに取り組むことで得られるお金や商品、サービスなどインセンティブについてご紹介しました。一人ひとりが健康について関心をもって、健康づくりに取り組むことが医療費抑制に繋がり、迫りくる少子高齢社会を乗り切る鍵となります。

ですが、いざ始めようと思っても最初の一歩がなかなか踏み出せない、やってみたけど続かない、そんな人が多いのではないでしょうか。そんな時にお得なインセンティブがあれば、やってみよう!続けてみよう!と行動に移すきっかけになりますよね。健康づくりのインセンティブはお住まいの地域だけでなく、企業や健康保険組合からも発信されています。ぜひ、ご家族やお友達と一緒にお得に健康づくりを始めましょう。

そして、その先にある本当のインセンティブは何か、皆さん自身で見つけてくださいね。

 

 

参考資料  

※厚生労働省HP 医療保険者によるデータヘルス/予防・健康づくり
  資料 保険者の予防・健康づくり、保険者インセンティブ(2018〜2023年度)


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