「体組成」が測れない体組成計にご注意!

2012/06/01 掲載

「体組成」が測れない体組成計にご注意!!

ダイエットは筋肉を減らさずに体重を落とすのが理想。体組成計はからだ成分がわかるので、ダイエットに最適です。体重・体脂肪だけでなく、筋肉量・基礎代謝・内臓脂肪・骨量など
からだの様々な成分まで測定できる、体組成計。

健康なからだづくりのためには「体重を落とす」ことだけが重要なのではなく、筋肉や基礎代謝などを高め 「健康的にやせる」ことに対する関心が高まり、体組成計の需要は年々伸び続けています。

しかし体組成計の普及に伴い、実際は「体組成」を測っていないにも関わらず「体組成計」を名乗る商品が出回り、近年問題となっています。

今回は「体組成計」がどのように私たちのからだの成分を測っているのか、体組成計の精度についてご紹介します。

一言で言うと、タニタの体組成計はからだに微弱な電気を流して、それを基に体脂肪率や筋肉量を推定しています。
この方法を生体電気インピーダンス法といいます。

インピーダンスとは?

からだの組織によっても電気の流れやすさは変わります。
具体的には、筋肉組織は電気を流しやすく、脂肪組織は電気があまり流れません。
この違いは、水分量の違いと考えると分かりやすいかもしれません。
この「電気の流れにくさ」をインピーダンスと言い、この数値からからだの成分を推定しているのです。
けれども従来のインピーダンスのみを使う方式では、体内の水分の移動や細胞膜性質の個人差などに影響を受けやすいという問題点がありました。

リアクタンステクノロジーの導入

そこでインピーダンス1つの電気的成分で体組成を分析していたのを改良し、 インピーダンスを更にリアクタンスレジスタンスという
2つの電気的成分に分解して、より詳しく体組成を分析する技術(リアクタンステクノロジー)を導入するようになり、さらに高精度に体組成を測定できるようになりました。

時間帯によるからだの水分移動に対応

時間帯によるからだの水分移動に対応

人のからだは時間帯によって水分の分布が違うことをご存じですか?
就寝中は横になっているため、午前中は全身に等しく水分が分布していますが、夕方頃になると、重力により水分は下半身に集まっています。

リアクタンステクノロジーの導入により、細胞の外側の水分移動による数値の変動を抑えることに成功しました。 つまり測定精度が安定し、誤差が少なく測定できるようになったのです。


こどもから高齢者まで測定可能に

細胞の大きさや数、細胞膜の性質の個人差や、加齢による細胞の委縮にも対応できるようになり子どもから高齢者まで、高精度な体組成測定ができるようになりました。

このように、タニタは2000年に世界で初めての体組成計を販売して以来、体組成計の精度向上に向けて常に研究と開発を重ねてきています。

しかし残念ながら近年出回っている、安価で「電極のようなもの」が付いている体組成計の中には 実際にインピーダンスやレジスタンス、リアクタンスを測定せず、登録した身長や年齢、性別と、測定した体重から無難な数字を「体組成」として表示する商品も少なくありません。
そのような機器では、頑張って筋肉を増やしても数値に反映されず、逆に体脂肪率が高く表示されてしまうことがあります。
また、危険なダイエットで筋肉が減ってしまった場合に、体脂肪率が減ったように表示してしまうことも・・・。

体組成計のそもそもの目的は、健康管理やダイエットのために「今のからだを知る」こと。
体脂肪を減らして、筋肉を増やし、健康的に痩せるためにも タニタは、「信頼できる高精度な」体組成計をご利用いただくことをお勧めします。

おすすめ!タニタの「体組成計」

【USB通信(リレーキー)対応】
体組成計 BC-501

時間帯によるからだの水分移動に対応

【SDカード搭載】
体組成計BC-309

体組成計BC-309
体組成計
BC-569 (グリーン)
BC-569 (グリーン)

 

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